妊娠できても育たない・・・それが不育症
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妊娠をすることはできても、流産や早産などを何度もしてしまうことで、なかなか赤ちゃんに恵まれない方がいらっしゃいます。
こういった場合には『不育症』と言われるのですが、これは一体どういったことが原因で起こることなのでしょうか。
今回は、『不育症』の原因について探っていきたいと思います。
どんなもの?不育症の原因とは
まず、本題の不育症の原因を見ていきましょう。
あなたにあてはまるものがあるかもしれません。
ご主人か奥さんのどちらかにある!?染色体異常
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加齢などを理由として、ご夫婦のうちの一方に染色体の異常があることがあります。
そういった場合には、流産の可能性が高まってしまいます。
染色体の一部分が別の染色体の一部分と入れ変わってしまうという、『転座』という異常のことです。
染色体異常が見つかりやすいのは、流産を2回したご夫婦では4%ほど、3回のご夫婦になると7%ほどです。
皆ではないけれど!子宮の奇形が原因になることも・・・
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不育症の場合の15%ほどに考えられる原因が、子宮に奇形があることによるものです。
女性それぞれで、子宮の形は違うものです。
奇形であっても皆流産するわけではないことを、覚えておきましょう。
子宮に奇形が見つかっても、治療することなく8割ほどは出産が可能になっています。
血液が固まる!?抗リン脂質抗体
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抗リン脂質抗体での不育症の方は、不育症の中の20%ほどいらっしゃいます。
抗リン脂質抗体は、自分の体の部分でありながら、その部分をまるで異物のように感知してしまう抗体です。
これは、血液を固まりやすくするという特徴があります。
そこのことで胎盤に血栓を生じてしまい、胎児に血液が送られなくなってしまうのです。
それが流産の原因となることがあるということです。
ホルモンバランスが崩れる!?内分泌代謝異常
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黄体機能不全や高プロラクチン血症、そして糖尿病などを原因とすることがあります。
ホモンバランスが崩れてしまうことで、赤ちゃんが成長することを促進できなくしてしまうのです。
これも怖い!感染症で不育症になるかも!
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クラミジアなどの感染症が、子宮内などに発生することで、不育症になることがあるでしょう。
感染症にも十分注意をしなくてはいけないということです。
続いては、不育症の原因を探るための検査についてお伝えします。